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JOGMECの石油・石油ガス備蓄について

S20独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)

住所:東京都港区虎ノ門二丁目10番1号

電話:03-6758-8033

URL:http://www.jogmec.go.jp/

概要

JOGMECの石油・石油ガス備蓄について

JOGMECは、経済産業省からの委託を受けて、全国10か所の国家石油備蓄基地と5か所の国家石油ガス備蓄基地の統合管理を行っています。 石油及び石油ガスの国家備蓄は、資源国における有事の発生並びに国内災害等によって供給不足を生じる場合においても安定的な供給を確保するための制度です。 JOGMECは、これらの国家備蓄基地の操業・管理を担うとともに、備蓄義務者が備蓄用石油・石油ガスを購入する際の資金に対する貸し付けも行っています。

石油は、その価格や供給量に関し国際政治・経済の影響を受けやすいといわれています。1973 年秋には、中東戦争に端を発した中東産油国による禁輸措置により、第一次オイルショックが起こりました。 その後も1990年の湾岸戦争、2001年のアメリカ同時多発テロ、2003年のイラク戦争、2011年のイラン核開発問題などの政治情勢が石油供給に不安をもたらしてきました。 石油ガスにおいても、国内製油所における原油精製過程からの供給以外は、全てを輸入に依存しています。このため、1990年の湾岸戦争など産ガス国からの供給が途絶えた際には、国内経済に大きな影響を与える恐れがありました。
日本は石油・石油ガスのほぼ全量を海外から輸入しているため、中東情勢の不安定化などによる石油・石油ガス調達の不確実性が高い状態にあります。石油・石油ガスの安定供給を確保し、私たちの生活や経済を守るためにも、エネルギーの安全保障というべき資源備蓄事業が必要なのです。
(備蓄事業について詳しくは動画「石油・石油ガスの備蓄について」をご覧ください。)

トピック

1. JOGMECカーボンニュートラル・イニシアティブ

JOGMECは、3つの基本方針に基づき、2050年カーボンニュートラルの実現にむけて取り組んでまいります。

(1) クリーンな資源エネルギーへの取組強化

 油ガス田開発や鉱山開発等の資源開発事業におけるCO2排出量を削減するための取組に対する支援を強化します。   着実なエネルギートランジションを促進するため、比較的CO2排出量の少ない液化天然ガス(LNG)の開発を推進します。特にアジア太平洋地域の経済成長を支えるガスサプライチェーンの基盤強化に積極的に貢献していきます。
 発電時のCO2排出量がほぼゼロである地熱資源の開発を推進します。国内における開発促進に向けた取組をより一層推進するとともに、海外事業展開や、新たなポテンシャル顕在化に資する技術開発を強化します。
 再生可能エネルギーや将来の電化を支える金属鉱物資源の安定供給に向けた取組を強化します。

(2) 脱炭素燃料・技術への取組強化

水素・アンモニアなど脱炭素燃料への取組を進めます。ブルーの水素・アンモニアのようにJOGMECの技術的知見が直接活用できる分野での支援を強化します。さらに、資源国との関係を活用しつつ水素・アンモニアのサプライチェーン構築・市場拡大に貢献していきます。  CCSやカーボンリサイクルといった化石燃料の脱炭素化技術への取組を強化します。特にCCSについては、JOGMECの有する地下地上の技術的知見を最大限活用し、我が国企業がCCS適地を確保していくための資金的・技術的支援を強化します。

(3) 脱炭素化に必要な制度整備への貢献

クレジット制度等のカーボンプライシング、それらの基盤となるCO2削減量の評価手法や認証の枠組みなど、脱炭素化を進めていく上で不可欠となる様々な制度面での検討に積極的に関与し、カーボンニュートラル社会の基盤作りに貢献します。

2. JOGMECの持続可能な開発目標(SDGs)への取組み

JOGMECは、3つの基本方針に基づき、2050年カーボンニュートラルの実現にむけて取り組んでまいります。

JOGMECは、わが国へのエネルギー・資源の安定供給を確保することを目的に、石油・天然ガス、金属鉱物、石炭及び地熱資源の探鉱・開発支援、石油・石油ガス及び金属鉱産物の備蓄を行っています。また、国民の健康保護や生活環境の保全のため、休廃止鉱山での鉱害防止支援事業にも取り組んでいます。エネルギー・資源の開発は、大きな環境・労働安全衛生のリスクを伴うことから、JOGMECの事業は常にこれらのリスクを低減するための活動とともにあります。

2004年にJOGMECが設立されて以降、エネルギー・資源を取り巻く国際情勢は大きく変化し、加えて持続可能な社会実現に向けての社会的な機運も大きく高まりました。2015年には「持続可能な開発目標(SDGs)」が国連サミットで採択され、持続可能な社会実現にむけて世界全体で取り組むべき17目標が示されました。こうした状況変化を踏まえて、JOGMECはエネルギー・資源の安定供給を担う立場からSDGsに向けてどのような貢献ができるか組織全体での検討を行ってきました。

そうした中でJOGMECは、全役職員が重視すべきSDGsの視点を踏まえた行動基軸として5つの柱を定めました。5つの柱とは「産業とくらしを支えるエネルギー・資源の安定供給確保」、「気候変動への対応と循環型社会構築への貢献」、「資源事業に係る環境保全の活動」、「ステークホルダーとのパートナーシップを通じた地域活性化」及び「あらゆる人々の活躍の推進」です。

これらの行動基軸の下、JOGMECは環境や情勢の変化を捉えて常に改善を図り成長していく組織風土を醸成していくとともに、活動の推進や積極的な情報発信を通じて、SDGsの達成に貢献していきます。

3. JOGMECのダイバーシティ推進

・ダイバーシティ宣言

 JOGMECは、すべての職員の元気と意欲が組織の活力の源であると考えています。そのような考えのもと、一人ひとりの個性や自主性を尊重すると共に、常に研鑽と啓発の機会を提供し、人間的成長を核とした組織経営を目指しています。また、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け取り組んでいます。

 今後、資源・エネルギーを取り巻く環境の変化に応じて、JOGMECが実施すべき業務は日々変化していくことが予想されます。そのような事業環境の変化に対して、全ての職員が迅速かつ柔軟に対応し、新しい価値を生み出せる強靭な組織を築いていかなければなりません。

 そのためには、多様性に関する意識啓発を行うとともに、性別・年齢・障がいの有無や信条・価値観の違いなど、多様な属性を持つメンバーが自由闊達に議論できる環境を整えることが必要です。
 私たちはこれを重要課題と再認識し「ダイバーシティ推進方針」を定めました。多様な人材が互いに尊重しあい、やりがいや充実感を感じながら働ける組織を目指していきます。

・次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」認定

 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく「えるぼし」認定

JOGMECは、厚生労働大臣から子育てサポート事業者として認められた証である「くるみん」認定、及び女性の活躍が進んでいる事業者として認められた証である「えるぼし」認定を、独立行政法人(中期目標管理法人)において初めてダブル取得しました。

動画(JOGMEC channelより)

JOGMEC PR / 資源フロンティアへの挑戦 2016 (短編)

国家石油ガス備蓄体制の確立

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